ほーち先生のはなし3

平尾氏、小説家になる1

処女作、投稿

いつごろから小説を書き始めたのか、正確なところは覚えていない。
2016年の初頭だったか春ごろだったか。
いくつかの作品を書いては、ボツにするというのを何度か繰り返した覚えもある。
データは残っていない。

ただ、最初の作品を投稿した日はしっかりと記録に残っている。

2016年6月30日

この日、平尾氏は人生初の小説を『なろう』に投稿した。
これにより、平尾氏は小説家になった。
アマチュアだが、小説家であることに変わりはない。

投稿した作品のタイトルは
『死に戻りと成長チートで異世界救済 ~バチ当たりヒキニートの異世界冒険譚~』

チートをもらったニートが異世界でループを繰り返しながら冒険するお話である。
設定の説明に少しページを割きすぎた、という反省はあるものの、我ながらいい作品だと思う。

ちなみに『なろう』での公開はやめている。
近年厳しくなったエロ規制にひっかかりそうだったので。
カクヨムに同じものが公開されているので、興味がある人は読んでみて欲しい。

死に戻りと成長チートで異世界救済 ~バチ当たりヒキニートの異世界冒険譚~(平尾正和/ほーち) - カクヨム
定番設定でサクサク読める異世界ファンタジー

無事公開できた『死に戻り~』だが、『なろう』は毎日更新するのがよい、と聞いたので、がんばって毎日更新した。
最初の10万字ほどは書きためていたが、徐々にストックが減っていき、終盤は毎日のように書いては更新していた。

途中、1度中断しようと思い、ぽろっとTwitterでつぶやいたところ、なぜかこの作品を読んでくれていたチェリストの斎藤さんに「楽しみにしてるからやめないでよ!」と言われたので、最後まで休載しなかった。

全87話、約33万字の作品を、3ヶ月近くかけて完結に導いたというのは、大きかったと思う。

斎藤さんの激励がなければ、完結できなかったかもしれない。
そうなっていれば、小説自体をやめていたおそれもある。
なにせ平尾氏には、小説家になりたいという強い想いはなかったのだ。
実績を得るための手段として、小説を選んだだけなのだから。

斎藤さんは小説家平尾正和/ほーちの大恩人である。
あのときはありがとうございました、とこの場を借りて改めてお礼を述べさせていただく。

出だしはまあまあ

さて、3ヶ月かけて完結させた『死に戻り~』だが、完結時点でのポイントは600を少し超えたくらいだったと記憶している。

その後完結ブーストがかかり、どうにか1000ポイントを超えた。
※『なろう』ユーザーには完結作品を好んで読む読者が多く、完結マークをつけるとポイントが増えるという現象がある。これを『完結ブースト』という。

ちなみに『なろう』のポイントだが、ブックマークで2ポイント、評価に応じて2~10ポイントが加算される。
1作品に対してユーザーひとりが最大12ポイントを持っているというわけだ。
当時はいまよりも評価ポイントのほうが入りづらい仕様だった、ということは念のため付け加えさせていただく。

なんにせよ戦績としては、決して悪くない。

『なろう』においては、初めて投稿した作品がランキングを駆け上がり、そのまま書籍化という話もあるが、そいうのは稀な例だ。
のちに書籍化し、ヒットメーカーとなるような作家でさえ、最初は二桁ポイントだった、というほうがよくある話である。

そういう意味では、やはり悪くない結果といえるだろう。
しかし、よくもない。

書籍化に至る道のりは、まだまだ遠かった。

『なろう』の仕様が変わる

『死に戻り~』を投稿している最中だったと思う。
『なろう』のトップページが変わった。

それまでは総合ランキングが表示されていた。
たぶん、これがそのままトップページだったのではなかったか。

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それが、ジャンル別ランキングがトップに表示されるようになった。
現在のこのページと、ほぼ同じだったように思う。

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『異世界転生/転移』が隔離されるのはまだ少し先の話だ。

この仕様変更で当時はかなりザワついたのを覚えている。
また、『ファンタジー』が『ハイファンタジー』『ローファンタジー』に分かれたのもこの時だったはずだ。
恋愛ジャンルも同時期に『異世界』と『現実世界』に分かれたと思うが、あまり注目していないジャンルだったので覚えていない。

『死に戻り~』連載中の平尾氏だったが、この仕様変更を見据えて次のジャンルをどうすべきかを考え始めた。

『なろう』ではランキングに載るかどうかでポイント数に天と地ほどの差が生まれる。
平尾氏が登録した時点で作品数が60万を超えていた『なろう』において、作品選びにおけるランキングの果たす役割は非常に大きいのだ。

なんとしてでもランキングに載りたいものである。

当たり前だが、総合よりもジャンル別のほうが低ポイントでのランキング入りが可能だ。
だからといって、読者の少ないジャンルで上位ランカーになっても、その後の伸びは悪い。

ランキング入りしやすく、かつ人が多いジャンルがあれば、そこに挑戦するのがいいだろう。
しかしそんな都合のいいジャンルがあるだろうか?

そんな疑問を抱きつつ、平尾氏は各ジャンルのポイントを見比べた。

そして見つけた。

次に狙うべきは『ローファンタジー』だ。

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