ほーち先生のはなし9

転移失敗のはなし2

ノクタ版、序盤のおさらい&裏話

ここでは作中でぼかされた地名や銃の型番なども書いていこうと思う。

ワープアの主人公が事故に遭い、管理人さん――案内役の女神みたいな存在――のお詫びで異世界転移できるかと思ったができておらず、スキルもなかった。

見舞金で地元の風俗へ行き、リナとプレイ→ゴムあり本番。

ちなみに主人公の地元は横浜の端のほう。
理由はバンドメンバーが昔そこに住んでいたから。

リナとのプレイ中に改めて管理人さんのお詫び――焼き土下座――でスキルを得た主人公は、異世界と日本を行き来できるようになる。
【鑑定】スキルを駆使して宝くじ――スクラッチ――で100万円を当選。

その金を持って吉原の風俗へ→ライラと生本番。

近所のヤクザからトカレフやベレッタをいただき、異世界へ行くも熊に歯が立たず。
すでに壊滅している北九州のヤクザが持っていた山奥のうち捨てられた武器庫に、大量の武器&洗浄済み資金が眠っていると知り、福岡へ。

福岡の風俗でアスカとプレイ→生本番。

北九州へ移動し、AK47、M4カービン+アッドオングレネード、スミス&ウェッソンM29、トーラス・レイジングブル・モデル444/454、デザートイーグル.50AE、ウージー、ヘッケラー&コッホMP5A3、イングラムM10、ブローニングM2、バレットM82A1、レミントンM700、M79グレネードランチャー、RPG-7、手榴弾、スタングレネード、各種日本刀&バッグにぎっしり詰め込まれた5000万円をゲット。
→当時は某都知事の『5000万円入らないバッグ』が流行っていたのだ!

福岡に戻ってバーへ。
そこでデリヘルを勧められる。
→これは実際バンドで福岡に行ったときに経験した。

ほーち先生は呼ばなかったが、主人公は呼んだ。
ほーち先生は呼ばなかったが、主人公は呼んだ。
大事なことなので2回言いました。

そしてアカリがやってきた。

キャラクターの魅力にやられる系作者

横浜のリナは馴染みのお店のお気に入りで、いつものプレイ。
吉原のライラは高級風俗のベテランで、人生初の生本番。
福岡のアスカは地方都市のお得――ただし地元では高級――な風俗にいるサービス精神旺盛なロリ巨乳。

そしてデリヘルにやってきたアカリは、病気の清楚系ビッチ。
主人公ミルクで病気が治っちゃう、というアレをやりたかったのだ。

そんなわけでインフルエンザ絶賛発症中のアカリちゃんは、熱に浮かされながらも懸命にサービスをするわけだが……なんというか思った以上にかわいかったのだ……!

「入ってない?」「気のせいじゃないですか?」
のくだりは我ながら秀逸だと思っている。

いやアカリちゃん、めっちゃかわいいやんけ!

そう思いながらエロシーンを書いていた作者は、ふと考えてしまった。

なぜこの娘は、デリヘル嬢をやっているのだろう?

そんな疑問が湧き上がってしまったがために、彼女の過去を掘り下げ始めた。
そしたらかなりヘヴィな過去が明らかになってしまった……!

とりあえず本名が星川実里と判明したので、以降はアカリではなく実里と記述する。

さて、ほか3人の風俗嬢同様、プレイが終われば実里ともおさらばする予定だった。
だが別れがたかったため、主人公が情欲に任せて無理をさせてしまったせいで病状が悪化してしまい、プレイ時間を延長してお泊まり……というふうに変更した。
プレイのせいで病状は悪化したが、おミルクのおかげで彼女はインフルエンザだけでなく、心に負っていた深い傷も癒された。

めでたしめでたし、さようなら。

……というのも寂しいので、朝食をご一緒することにした。

朝食を終えたあと、今度こそ実里とはお別れだ。

最初は単一ヒロインだった

前項でも述べたとおり、この『転移失敗』において、メインヒロインは異世界へ行ってから出会う予定だった。
そしてヒロインは、その異世界の女性ただひとりのつもりだった。

それまでのエロは風俗で済ませる。
ヒロイン登場後も、ゆきずりでのエロはあり。
ただし、主人公が心から愛するヒロインはあくまでただひとり。

これが、この作品のコンセプトだった。

なので、いかに魅力的なキャラクターだろうと、実里とはここでお別れせねばならない。

そんなわけで別れを告げ、去りゆく主人公

……の袖をつまむ実里。

実里がヒロインになった瞬間である

それと同時に、作品のコンセプトが崩れ去った瞬間でもある。

作者が予定外のキャラクターに浮気してしまったがために、単一ヒロインものからハーレムものに変わってしまったのだ。
反省はしているが、後悔はしていない。

以降、ほーち先生はヒロインを増やすことに躊躇しなくなるのだった。

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